デュタボルブは、日本国内で承認されているアボルブカプセル、ザガーロカプセルと同一の薬効成分である、デュタステリドを含有した前立腺肥大症治療薬です。 また、デュタステリドは男性型脱毛症(AGA)治療にも用いられます。 デュタボルブは、5α還元酵素を阻害することによって頭皮中のDHT(ジヒドロテストステロン)濃度を低下させ、男性型脱毛症(AGA)を改善します。 DHTは、前立腺の肥大や、男性型脱毛症(AGA)の進行に関わる男性ホルモンであるため、DHTの生成を抑えることにより、前立腺肥大症や男性型脱毛症(AGA)の改善に有効となります。 [使用方法] ・前立腺肥大症 --- 通常、成人にはデュタステリドとして1回0.5mg(1カプセル)を1日1回経口投与する。 ・男性における男性型脱毛症 --- 男性成人には、通常、デュタステリドとして0.1mg(0.2カプセル)を1日1回経口投与する。 なお、必要に応じて0.5mg(1カプセル)を1日1回経口投与する。 [注意事項] 飲み忘れに気付いた際は、思い出したときすぐに服用してください。 ただし、次の服用時間が近いときは忘れた分は服用しないでください。 ※2回分を一度に服用しないこと。 本剤の十分な効果を得るためには一定期間以上の服用が必要です。症状がよくなっても、勝手に服用を中止しないでください。 本剤は、カプセルを噛んだり、開けたりせずに飲んでください。 女性や小児はカプセルから漏れた薬剤に触れないでください。 もし、漏れた薬剤に触れた場合は、ただちに石鹸と水で洗い流してください。 ※以下の方は本剤を服用しないでください。 ・本剤の成分及び他の5α還元酵素阻害薬に対し過敏症の既往歴のある方 ・女性、小児等 ・重度の肝機能障害のある方 効果には個人差がありますことを予めご了承ください。 こちらの文面は、薬効成分等の一般的な作用機序を解説したものであり、この通りの使用を推奨しているわけではありません。 必ず医師の観察のもとで使用し、異変を感じた際は医師の診察をお受けください。


¥5700 
  • SKU: DTVLV30SG2
  • 発送: 
  • 返品ポリシー: 海外からの個人輸入に該当しますため、発送後のキャンセル・返品はいずれも承れません。

さらに詳しく


デュタステリド(Dutasteride)とは
男性型脱毛症(AGA)の進行抑制や発毛効果を目的として使用される医薬品の一つです。本来は前立腺肥大症の治療薬として開発されましたが、AGAに対する効果が認められ、一部の国や地域では内服薬として承認・処方されています。日本でもAGA治療薬として用いられる場合があります(医師の判断による)。


作用機序

デュタステリドは「5α-還元酵素阻害薬」に分類される薬剤で、テストステロンをより強力な男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)に変換する「5α-還元酵素」を抑制します。

  • 5α-還元酵素には主に2つのアイソザイム(Type 1, Type 2)が存在し、デュタステリドは両タイプに強く作用します。
  • DHTは髪の毛の成長サイクルを乱し、毛髪の軟毛化や脱毛を引き起こす大きな要因の一つとされます。デュタステリドによってDHTの産生が抑えられることで、男性型脱毛症の進行を抑え、発毛を促進する効果が期待できます。

効果

  • AGAの進行抑制: 脱毛部位の広がりを抑える効果が報告されています。
  • 発毛促進: ヘアサイクルが正常に近づくことで、新しい髪の発生や既存の毛髪の強化が期待できます。
  • FIA(前頭部や頭頂部)などの脱毛パターンに幅広く対応できる場合があります。

ただし、効果の現れ方には個人差が大きく、全ての患者に著明な効果があるわけではありません。また、効果を実感するまでには数か月から半年以上継続することが多いとされています。


副作用と注意点

  1. 性機能への影響: リビドー低下、勃起障害、射精障害などが報告されています。
  2. 女性や子供への使用: デュタステリドは男性ホルモン調節に関わる薬剤のため、基本的に女性(特に妊娠中)や子供への使用は推奨されていません。
  3. 血中濃度の上昇期間が長い: 血中半減期が長く、体内から完全に消失するまで時間がかかります。
  4. PSA検査への影響: 前立腺特異抗原(PSA)の値を低下させる可能性があるため、前立腺がん検診などでは注意が必要です。
  5. 肝障害: まれに肝機能に影響を及ぼす場合があります。定期的な血液検査などでチェックすることが望ましいです。

服用方法・治療の流れ

  • 医師の指示のもと、1日1回経口投与が原則となります。
  • 数か月〜半年程度は継続し、効果の有無を判定します。
  • 効果を維持するためには、継続的な服用が必要とされます。投薬を中止すると再び脱毛が進行する可能性があります。

まとめ

デュタステリドは5α-還元酵素を強力かつ広く阻害し、AGAの進行抑制や発毛促進効果が期待される薬剤です。ただし、副作用リスクや個々人の体質によって効果や安全性が異なるため、専門医(皮膚科やAGAクリニックなど)とよく相談のうえ、適切な用量と管理のもとで使用することが重要です。